キム・セロンさん、24歳で死去 自宅で発見される

女優キム・セロンさんが16日午後、ソウル市内の自宅で亡くなっているのが発見されました。24歳という若さでした。突然の訃報に、韓国芸能界は深い悲しみに包まれています。

若くして才能を開花させた女優人生

キム・セロンさんは2001年、雑誌『アンファン』のモデルでデビュー。2010年公開の映画『アジョシ』でウォンビンさん演じる主人公の少女を演じ、その演技力が高く評価され、一躍注目を集めました。その後も、『私の少女』(2014年)、『雪路』(2017年)といった映画や、ドラマ『優秀巫女カ・ドゥシム』(2021年)など、数々の作品に出演。子役から大人の女優へと成長を遂げ、今後の活躍が期待されていました。

キム・セロンさんの写真キム・セロンさんの写真

飲酒運転事故とその後

しかし、2022年5月、飲酒運転で電柱などに衝突する事故を起こし、世間に衝撃を与えました。この事故により、周辺地域は停電し、商店の営業にも影響が出ました。キム・セロンさんは事故後、所属事務所を通じて謝罪し、被害者への補償に努める姿勢を示しましたが、事故の影響は大きく、彼女の女優人生にも暗い影を落としました。

経済的な苦境も告白

事故後のインタビューでは、示談金や事故処理費用で収入を使い果たし、アルバイトで生計を立てていると告白。生活苦を訴える場面もありました。

警察による捜査状況

ソウル城東警察署によると、自宅に外部からの侵入の形跡はなく、事件性を疑う点は見つかっていないとのことです。警察は詳しい死因について捜査を進めています。

キム・セロンさんの出廷時の写真キム・セロンさんの出廷時の写真

早すぎる別れに悲しみの声

韓国芸能界からは、早すぎる別れを惜しむ声が上がっています。映画関係者は「彼女の才能と可能性を考えると、本当に残念でならない。心よりご冥福をお祈りします」とコメント。多くのファンからも、悲しみの声がSNSなどに寄せられています。 キム・セロンさんのご冥福を心よりお祈りいたします。