【北京時事】中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区の報道官は17日、カナダ海軍のフリゲート艦「オタワ」が台湾海峡を通過したことについて、「台湾海峡の平和と安定を損なうものだ」と批判する談話を発表した。
談話によると、中国軍の海空の部隊が海峡通過の全行程に関して警戒監視を実施した。報道官は「カナダ側には情勢を混乱させる意図がある」と主張した。
カナダ艦による台湾海峡の通過は今年初めてで、台湾外交部(外務省)が16日にオタワが航行したことを明らかにしていた。米軍艦艇2隻も10~12日、トランプ政権発足後では初めて同海峡を通過した。