みずほ銀行でも行員による「貸金庫窃盗」が発覚。18日午後、銀行がコメントを発表しました。
■「貸金庫窃盗」なぜ公表せず?
みずほ銀行の貸金庫を借りていたという人は、こう話します。
みずほ銀行 貸金庫を利用(70代)
「(貸金庫には)宝石類や定期通帳。モラルがない銀行員」
みずほ銀行 貸金庫を利用(50代)
「暗証番号かカードキーで入るだけで、家に入るのと同じような感じ」
みずほ銀行によると、2019年、顧客2人の金品、合わせて数千万円相当が支店の貸金庫から盗まれたということです。
再び銀行の信頼を揺るがす事態。なぜ、いままで公表してこなかったのでしょうか?
貸金庫を巡っては去年、三菱UFJ銀行で当時行員だった女が、スペアキーなどを使い金塊などを盗んだことが発覚し、先月逮捕されたばかり。
今回のみずほ銀行の場合は、手口は明らかになっておらず、警察に届けたかどうかも明らかにしていません。
経済部 国吉伸洋記者
「三菱UFJ銀行と今回の違いは、まず被害者数と被害額が少ないことです。そして元行員の処分や被害者への対応も終わっている点です。みずほ銀行は、もう終わった過去の案件と強調していますが、銀行員がやったということでは変わりがありません。銀行に対する信頼がさらに揺らぐことは間違いないと思います」
他行 貸金庫を利用(70代)
「緩いと思う。私もずっと預けていたが、うーんと思って、ある程度家に戻した」
他行 貸金庫を利用
「(Q.どんなものを入れている?)主人からプレゼントされたジュエリー」
「ダイヤモンドとかね、3カラットの」
「信頼できないとなったら怖い」
■みずほ銀行がおわび
みずほ銀行は18日午後、「当時、行内調査を行い、他に同様の事案がないことを確認しております」とコメントを発表。当該の行員は、発覚後に懲戒解雇し、またそれ以降、貸金庫に関する不祥事案は発生していない」としています。
また、公表の時期については「被害者と協議し、被害者との関係性を踏まえて公表を控えていた」としています。
テレビ朝日