タクシーの運転手に暴行を加えてけがを負わせ、乗車料金の支払いを免れたとして、神奈川県警横須賀署は5日、強盗致傷の疑いで、横浜市金沢区寺前の会社員、宮内将悟容疑者(24)を逮捕した。「タクシーには乗ったが、その他は記憶にない」などと供述している。
逮捕容疑は5月29日午前4時ごろ、同県横須賀市本町の路上で、タクシーの男性運転手(45)=同市=の顔面を殴るなどの暴行を加え、全治約2週間のけがを負わせたうえ、乗車料金1千円の支払いを免れたとしている。
同署によると、宮内容疑者は横須賀中央駅付近でタクシーに乗り、自宅方向に向かうように指示したが、途中で行き止まりになったことに腹を立て、運転手に車から降りるように要求。路上で暴行を加え、逃走したという。また、当時は酒に酔っていたとみられる。
周辺の防犯カメラの映像などから、宮内容疑者の関与が浮かび上がった。同署が当時の状況を詳しく調べている。