[モスクワ 19日 ロイター] – ロシアのラブロフ外相は19日、米国が過去にウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟を支持したことがウクライナ戦争の大きな原因だと発言したトランプ米大統領を称賛した。
トランプ氏は、ロシアがウクライナのNATO加盟を認めるはずがないとし、バイデン前大統領がウクライナのNATO加盟に関し米国の立場を変えたと非難している。
ラブロフ氏は議員に対し「ウクライナ情勢の根本原因の1つは、ウクライナをNATOに引き込もうとする前政権の厚かましい路線にある、と公然と、声高に発言した西側の指導者は彼が初めてであり、今のところ、私の考えでは彼だけだ」と述べた。
18日にサウジアラビアで行われた米ロの協議では、ロシアがNATOに対し、ウクライナの将来の加盟を約束した2008年の合意を破棄するよう求めた。