台風19号の記録的大雨で線路の下の地盤が流されるなどの被害を受け、運休が続いていた磐越東線の郡山(福島県郡山市)-小野新町(おのにいまち)(同県小野町)間の45・5キロが復旧、6日の始発から運転を再開した。
台風接近に伴う強い雨で先月12日午後に運転を見合わせて以来、25日ぶり。途中にある三春駅(同県三春町)では、午前7時台に到着する列車から高校生らが続々と降り立った。
同県二本松市から三春町の県立田村高に通う3年生の女子生徒は「これまでは母に車で送ってもらっていた。親の負担が減ってよかった」と、ホッとした様子だった。
JR東日本福島支店によると、現在も不通が続いている磐越東線の小野新町-いわき(同県いわき市)間は、今月中旬の運転再開を見込んでいる。