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イラン原子力庁のカマルバンディ報道官は5日、中部フォルドゥの地下施設でのウラン濃縮再開によって、イラン全体の低濃縮ウラン生産量は1日当たり計6キログラムに増加すると述べた。これは2015年に結ばれた核合意以前の水準に近い値になるとしている。国営メディアが報じた。
カマルバンディ氏によると、フォルドゥでの濃縮活動は7日午前0時(日本時間7日午前5時半)以降に再開する予定。
原子力庁によると、フォルドゥの施設での濃縮度は原発燃料並みの5%以下とする方針で、兵器級に近づく20%への引き上げは行わない。これは濃縮を継続している中部ナタンズの施設と同水準となる。
イランは、トランプ米政権の制裁強化に対抗して、核合意の制限を60日ごとに段階的に破っている。核合意の規定では、イランはフォルドゥでの濃縮は15年間はしないとされている。今回の濃縮再開は、制限破りの第4段階となる。(共同)
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