【セルフ式ガソリンスタンド】オートストップ後の「継ぎ足し給油」はなぜ危険?その理由と注意点

ガソリンスタンドで給油中に「ガコッ」と音が鳴り、給油が自動停止した経験は誰しもあるでしょう。ついつい「もう少し入るかも…」と継ぎ足し給油をしたくなる気持ちも分かりますが、実はこれは非常に危険な行為なのです。この記事では、なぜオートストップ後の継ぎ足し給油がNGなのか、その理由と注意点について詳しく解説します。

なぜ継ぎ足し給油はNG?危険な理由とは

セルフ式ガソリンスタンドの普及に伴い、自分で給油する機会が増えました。給油中は監視カメラで常に見守られており、危険物取扱者の資格を持つスタッフが安全を確認しています。これは、ガソリンが危険物であるため、適切な取り扱いが求められるからです。

給油ノズルのオートストップ機能は、ガソリンタンクが満タンに近付いた際に作動する安全装置です。少し余裕を持たせて設計されているため、オートストップ後も数リットル程度は入る場合もありますが、ここで継ぎ足し給油を行うと、燃料がタンクから溢れ出てしまう危険性があります。

溢れたガソリンが引火すれば、大惨事になりかねません。首都圏のガソリンスタンドA店のスタッフによると、「オートストップはタンクがほぼ満タンになったサイン。継ぎ足しは少量でも危険なので、絶対にやめてほしい」とのこと。 “満タン” へのこだわりが、大きな事故に繋がる可能性があるのです。

altalt給油ノズルのオートストップ機能。安全のため、作動後は給油を控えましょう。

総務省消防庁も警鐘!継ぎ足し給油の危険性

継ぎ足し給油の危険性については、総務省消防庁も注意喚起を行っています。多くのガソリンスタンドでも、オートストップ後の継ぎ足し給油を禁止する注意書きが掲示されている他、スタッフがマイクで警告することもあります。

自動車評論家のB氏も、「オートストップ機能は安全を守るための重要な装置。継ぎ足し給油は、自身だけでなく周囲の人々にも危険を及ぼす可能性があるため、絶対に避けるべきだ」と警鐘を鳴らしています。

安全な給油のために:オートストップ後の注意点

安全に給油を行うためには、オートストップ機能が作動したら、給油を終了することが重要です。

給油時の注意点まとめ

  • オートストップ後は継ぎ足し給油をしない
  • 給油中はノズルから目を離さない
  • 携帯電話の使用は控える
  • 火気厳禁を厳守する

altaltセルフ式ガソリンスタンドでの給油風景。安全第一で給油を行いましょう。

これらのルールを守り、安全に給油を行いましょう。

まとめ:安全な給油で安心ドライブを

オートストップ後の継ぎ足し給油は、重大な事故に繋がる危険な行為です。安全のためにも、オートストップ後は給油を中止し、記載されている注意事項を守って給油を行いましょう。 快適なドライブを楽しむためにも、安全な給油を心がけてください。