7惑星が夜空に勢揃い!惑星パレードを見逃すな!

夕暮れ時の空に、惑星たちが一堂に会する壮大な天体ショー「惑星パレード」が開催されます!水星から海王星まで、太陽系の7つの惑星が一度に観測できる貴重な機会です。肉眼で見える惑星から、双眼鏡や望遠鏡が必要な惑星まで、それぞれの見どころや観測のコツを詳しくご紹介します。

惑星パレードとは?

惑星パレードとは、太陽系の惑星が複数個、同時に夜空に見える現象のこと。惑星直列とも呼ばれます。今回は、地球を除く全ての惑星(水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星)が一度に観測できる、非常に珍しいチャンスです。

altalt水星から海王星まで、7惑星が並ぶ「惑星パレード」のイメージ。

いつ、どこで見られる?

東京の場合、2月22日(土)の日没後、午後6時頃が観測のベストタイミングです。日没は午後5時30分頃なので、空が暗くなり始める時間帯を狙いましょう。ただし、太陽に最も近い水星は午後6時18分には地平線に沈んでしまうため、7惑星すべてを同時に見るには限られた時間しかありません。21日(金)にも観測のチャンスはありますが、22日が最もおすすめです。

各惑星の明るさ

惑星の明るさは等級で表され、数字が小さいほど明るく見えます。国立天文台の情報によると、22日(土)の各惑星の等級は以下の通りです。

  • 水星:-1.3等級
  • 金星:-4.9等級
  • 火星:-0.5等級
  • 木星:-2.3等級
  • 土星:1.1等級
  • 天王星:約6等級
  • 海王星:約8等級

水星、金星、火星、木星は明るく、肉眼でも容易に観測できます。特に金星は宵の明星として知られ、ひときわ明るく輝いています。

観測のポイント

肉眼で見える惑星

肉眼で見える惑星は、西の空が開けた場所を選びましょう。日没後の観測に便利です。金星は特に明るく、すぐに見つけられるはずです。

天王星と海王星の観測

天王星と海王星は肉眼での観測が難しいため、双眼鏡や望遠鏡が必要です。星座アプリなどを活用して位置を確認すると、スムーズに見つけられます。

写真撮影のコツ

魚眼レンズを使うと、多くの惑星を一枚の写真に収めることができます。三脚を使ってカメラを固定し、適切な露出時間で撮影しましょう。

altalt魚眼レンズで撮影された惑星パレード。火星、木星、金星、土星、オリオン座が写っている。

さらに楽しむために

お近くの天文台では、観測会や解説イベントが開催されているかもしれません。専門家の解説を聞きながら観測するのもおすすめです。「星空ナビ」のような星座アプリは、惑星の位置を簡単に特定できるので、観測の心強い味方となるでしょう。

専門家の声

天文家の星野先生(仮名)は、「今回の惑星パレードは、太陽系の広がりを体感できる絶好の機会です。ぜひ、この機会に夜空を見上げて、宇宙の神秘に触れてみてください。」と語っています。

水星は太陽に近いため、観測の機会が少ない貴重な惑星です。この特別な機会を逃さず、ぜひ夜空を見上げて、惑星たちの共演を楽しんでください。