【パリ=梁田真樹子】24日の米仏首脳会談で、欧州のウクライナ支援を巡り、マクロン仏大統領がトランプ米大統領の発言を「訂正」する場面があった。
トランプ氏は会談冒頭で、記者団の質疑応答中に「欧州は融資の形でウクライナを支援しており、返済を受ける」と主張した。マクロン氏はトランプ氏に腕を伸ばして発言を制止し、「6割は(無償で)支払っている」と英語で述べた。
トランプ氏は「ウクライナは米国に3500億ドル(52・5兆円)を費やさせた」と主張し、支援継続に否定的な姿勢を示してきた。マクロン氏には、欧州が支援を続ける意思を示すとともに、トランプ氏と渡り合う姿勢をアピールする意図があったとみられる。