近年のマグロ遠洋漁業は、想像以上に快適でやりがいのある仕事へと進化を遂げています。かつては過酷な労働環境として敬遠されがちでしたが、IT技術の進歩や待遇改善により、若者を中心に人気が高まっているのです。この記事では、最新のマグロ漁船での生活の実態や、魅力について詳しくご紹介します。
若者がマグロ漁業に殺到!その背景にあるものは?
東京・大田区で開催された漁業就職イベントでは、意外にも多くの若者や女性の参加が目立ちました。「海が好き」「達成感がありそう」「自由なイメージ」といった声が多く聞かれ、従来の「きつい」「危険」といったイメージは払拭されつつあります。
全国漁業就業者確保育成センターの村上事務局長(仮名)は、「SNSやYouTubeを通じて、現役漁師が積極的に情報発信していることが、若者の関心を高めている要因の一つ」と分析しています。漁師自身のリアルな声が、仕事の魅力を伝える上で大きな役割を果たしていると言えるでしょう。
altマグロ漁船の外観。近代的な設備が整っている。
最新ITで快適な船上生活!Wi-Fi完備でYouTubeも楽しめる
遠洋マグロ漁師の加藤弘樹さん(31歳)は、自身の船上生活を積極的に発信しています。加藤さんが乗船するマグロ漁船は、最新設備が充実しており、快適な環境が整っています。
個々の船員には専用の居住スペースが用意され、布団クリーナーや除湿器などの家電の持ち込みも可能です。海水を使った洗濯コーナーやトイレには温水洗浄便座も完備。水は貴重なので、お風呂も海水を利用しています。
alt船員の居住スペース。プライベート空間も確保されている。
漁の作業自体は肉体的に demanding な面もありますが、マグロが網にかかるのを待つ間は自由時間。スターリンクなどの衛星通信により、Wi-Fi環境が整っているため、YouTube視聴やネットサーフィンを楽しむことができます。
高収入も魅力!20代で年収1000万円も可能
マグロ漁業は高収入の仕事としても知られています。経験や漁獲量にもよりますが、20代で年収1000万円を超えることも夢ではありません。「やりがい」と「収入」の両方を求める若者にとって、魅力的な選択肢と言えるでしょう。水産経済学の専門家、山田教授(仮名)は、「漁業の高収入化は、若者の就業促進に大きく貢献している」と述べています。
マグロ漁師という選択:新しい働き方
マグロ漁師は、過酷なイメージを覆す、最新技術と高収入が両立する魅力的な職業へと進化しています。自由な環境でやりがいのある仕事を求める人にとって、新たな選択肢となるでしょう。あなたも大海原で、マグロ漁師として活躍してみませんか?