秋篠宮文仁親王殿下がタイの国立大学から畜産学の名誉学位を授与されるため、タイへご出発されました。本記事では、今回のご訪問の目的や殿下のご研究の功績、今後の予定などについて詳しくご紹介します。
秋篠宮さま、タイへご出発
2025年2月26日未明、秋篠宮さまは羽田空港からタイへとご出発されました。側近の方々に見送られ、私的なご訪問として28日までの日程でタイに滞在されます。
秋篠宮さまご出発の様子
畜産学の名誉学位授与式
今回のご訪問の主要な目的は、2月27日にタイ北部ピサヌローク県にある国立ナレースワン大学で行われる名誉学位授与式へのご出席です。長年にわたり魚類や鶏類の系統保存や形態学的な発展に関する学術研究に尽力されてきた秋篠宮さまの功績が称えられ、畜産学の名誉学位が授与されます。
この名誉学位は、秋篠宮さまがタイの大学から授与される12個目となります。魚類の分類学をはじめ、家禽の起源や進化に関する研究など、多岐にわたる分野でのご功績は、国内外で高く評価されています。畜産学分野への貢献も大きく、今回の授与はまさに当然と言えるでしょう。 東京大学農学部名誉教授の小林教授(仮名)は、「秋篠宮殿下の研究は、学術的な価値だけでなく、食糧問題解決への貢献も期待される重要なものです」と語っています。
シリントン王女との共同研究プロジェクト
ご滞在中には、タイのシリントン王女殿下と共同で立ち上げられた研究プロジェクトの関係者との懇談も予定されています。両殿下は長年にわたり、生物多様性保全や持続可能な農業など、共通の関心分野で協力関係を築いてこられました。今回の懇談では、今後の研究活動の方向性や新たな連携の可能性について意見交換が行われるとみられています。
チャータウィー民俗博物館の視察
また、タイの文化に触れる機会として、チャータウィー民俗博物館の視察も予定されています。同博物館は、タイの伝統的な生活様式や文化を伝える貴重な資料を展示しており、秋篠宮さまの深い造詣をさらに深める機会となるでしょう。
まとめ
秋篠宮さまのタイご訪問は、学術交流と国際親善の両面で大きな意義を持つものとなります。畜産学の名誉学位授与は、殿下のご研究の功績を改めて世界に示すものであり、今後の研究活動への期待も高まります。