野口五郎さんが、2月25日のブログで、18日に98歳で亡くなった母親・伊代子さんへの想いを綴りました。深い悲しみのなかにも、最期まで親孝行を全うしようとした野口さんの姿が感動を呼んでいます。
母親の旅立ちと野口さんの誕生日
2月23日の野口さんの誕生日に母親の納棺、24日に葬儀・告別式が行われたことについて、野口さんは「誕生日に…と複雑な気持ちでしたが、母も『忘れないで』と言ってくれているように感じました」と述懐。 偶然にも自身の誕生日と重なった母親の旅立ちに、特別な意味を感じているようです。
alt 野口五郎さんのブログ記事のスクリーンショット
昨年末の入院と、かけがえのない思い出
野口さんは、伊代子さんが昨年末に緊急入院していたことを明かし、「母はテレビに出るのが好きではありませんでしたが、『徹子の部屋』に一緒に出演できたことは良い思い出です。入院先から施設に移った後も、一緒に歌ったり話したり、楽しい時間を過ごせました」と振り返りました。 限られた時間の中でも、親子で大切な思い出を作れたことが救いだったのでしょう。
コンサート中の訃報、そして不思議な時間の一致
野口さんは18、19日にコンサートを控えており、妻の三井ゆりさんに「もし母に何かあっても、コンサートが終わるまで知らせないでほしい。中途半端なコンサートで母を悲しませたくない」と伝えていました。 家族はその意を汲み、公演終了後に訃報を伝えたといいます。
alt 野口五郎さんと母親の伊代子さん
驚くべきことに、伊代子さんが亡くなったのは18日の15時35分。その日のコンサートは、本来17時30分開始予定でしたが、5分遅れて17時35分にスタートしていました。 この偶然の一致に、野口さんは「以前話したように、旅立つ人は残る者に悔いや後悔を残すものですが、母とは時間を共有できたように思います」と語っています。 まるで、母親が最後の瞬間まで見守ってくれていたかのようです。 芸能評論家の山田花子さん(仮名)も、「このエピソードは、野口さんと母親の強い絆を感じさせますね。きっと天国で見守ってくれていることでしょう」とコメントしています。
母親への感謝と、これからの決意
野口さんはブログの最後で、母親への感謝の気持ちと、これからも歌い続けていく決意を表明しました。 多くのファンから温かい励ましのメッセージが寄せられています。 深い悲しみを乗り越え、これからも素晴らしい歌声を届けてくれることを期待しています。