韓国「Love Your W」乳がん啓発イベント炎上:IVEレイの真摯な姿勢が注目される

韓国で開催された「乳がん認識向上キャンペーン:Love Your W」が、その内容で“炎上”状態に。乳がん早期検診と治療支援を目的とするこのイベントは、K-POPアイドル多数出席で注目されたものの、実施方法が大きな批判を浴びています。

乳がん啓発イベント「Love Your W」に参加したK-POPグループIVEのメンバーたち。特に日本人メンバーのレイは、その真摯な姿勢で注目を集めた。乳がん啓発イベント「Love Your W」に参加したK-POPグループIVEのメンバーたち。特に日本人メンバーのレイは、その真摯な姿勢で注目を集めた。

華美なイベント内容と不適切な演出が批判の的に

BTS、aespa、IVEなどトップアイドルが多数出席した本イベント。しかし、胸元を露わにしたドレス、パーティー形式での飲酒や談笑など、華美すぎる内容が「まるで合コン」「セレブの宴」と批判され、啓発目的からかけ離れた印象を与えました。歌手パク・ジェボムが女性の体つきを言及するヒット曲「MOMMAE」を歌ったことも配慮に欠けると批判が殺到。主催の「W Korea」は謝罪し、今後の企画を見直す方針を表明。関連投稿は全て削除されています。

IVEレイの模範的な姿勢と共感のメッセージ

こうした騒動の中、K-POPグループIVEの日本人メンバー、レイの対応が日本でも賞賛されています。多くの参加アイドルが華やかなドレスを選ぶ中、レイは長袖カーディガンとミニスカートの落ち着いたセットアップ姿で出席。イベント後のインスタライブでは、自身の病気経験を交え「苦痛を受けるのは同じだから」「もう少し認識がよくなってほしい」と語り、参加前に「勉強してから行った」と明かしました。2023年に活動休止経験があるレイの真摯な姿勢は、SNS上で「これが正しい啓発」「信用できる」と絶賛されています。

今回のイベント炎上は、著名人の社会貢献活動のあり方を再考する契機となりました。乳がん啓発のようなデリケートなテーマでは、メッセージが正しく伝わる慎重な企画と実行が不可欠です。IVEレイが示した真摯な姿勢が、今後の活動に良い影響を与えることを期待します。

参考資料:Yahoo!ニュース