NHK総合で放送中のドラマ「東京サラダボウル」もいよいよ来週最終回。本日2月25日放送の第8話では、松田龍平さん演じる有木野了の最愛の人、織田覚を演じる中村蒼さんが重要な役割を担います。今回は、第8話の見どころや中村蒼さんのインタビューを通して、織田覚という人物の魅力に迫りましょう。
織田覚：有木野の心を癒やす存在、その光と影
中村蒼さん演じる織田覚
「東京サラダボウル」は、警察官の鴻田麻里（奈緒さん）と中国語通訳人の有木野了（松田龍平さん）が、様々な事件を通して在日外国人との繋がりを深めていく社会派エンターテイメントドラマ。有木野の過去に大きな影響を与えたのが、中村蒼さん演じる織田覚です。元不良少年でありながら警察官になった織田は、有木野の孤独な心を癒やす唯一無二の存在でした。しかし、国際捜査の現場で相棒の阿川刑事（三上博史さん）の外国人への誤訳を目の当たりにし、苦悩の末に自ら命を絶ってしまいます。
第8話：織田覚の過去、そして真実が明らかに
織田覚と有木野了の出会い
中村蒼さんによると、第8話では織田覚の過去がついに明らかになるとのこと。なぜ警察官になったのか、鴻田と有木野との出会いや関係性など、これまで断片的に描かれてきた織田の物語がついに繋がります。最終回に向けて、物語の核心に迫る重要なエピソードとなるでしょう。
中村蒼が語る、織田覚の葛藤と現代社会へのメッセージ
中村蒼さんインタビュー
中村さんは、本作について「東京で生活する外国人への偏見や、マイノリティとして生きる葛藤を描いた、時代に沿った作品」と語っています。織田覚自身も、ゲイであるというマイノリティとしての側面を持ち、警察という伝統的な組織の中で葛藤を抱えていました。LGBTQ+への理解が深まりつつある現代においても、カミングアウトの難しさや社会の偏見は依然として存在します。織田の苦悩は、視聴者に多くのことを考えさせるでしょう。
優しすぎるが故の悲劇、織田覚の温かさに触れて
織田覚の優しさ
楽観的で誰にでも優しく、特に有木野の心を包み込むような温かさを持っていた織田。しかし、優しすぎるが故に自分を犠牲にしてしまうこともありました。中村さんは、「視聴者の皆さんが織田覚を温かく受け止めてくれると嬉しい」と語っています。第8話、そして最終回を通して、織田覚という人物の光と影、そして彼が遺したものを感じていただければと思います。
