「ぽかぽか」再び謝罪、不適切発言で波紋広がる

フジテレビ系昼のバラエティ番組「ぽかぽか」が、またも不適切発言で謝罪することとなりました。5月26日の生放送で、ゲスト出演者の発言の中に障害のある方を揶揄するような表現が含まれていたとして、番組の最後で山本賢太アナウンサーが謝罪しました。今回の騒動は、番組の信頼性に関わる問題として、視聴者からの批判も寄せられています。

繰り返し発生する不適切発言、番組制作体制に疑問の声も

今回の不適切発言は、ゲストの寺島進氏をよく知る人物として登場した昭和歌謡グループ「SHOW-WA」の青山隼氏に対し、寺島氏がかけた言葉の中に含まれていました。青山氏が緊張で言葉をうまく話せない様子に対し、寺島氏はフォローのつもりで発言したようですが、結果的に不適切な表現となってしまいました。

フジテレビのスタジオで謝罪するアナウンサーフジテレビのスタジオで謝罪するアナウンサー

「ぽかぽか」では、過去にも複数回、不適切発言による謝罪が繰り返されています。昨年11月には原晋監督、9月には高畑淳子氏の出演時にそれぞれ不適切な表現があったとして、番組が謝罪しました。度重なる不適切発言は、番組制作体制の甘さを露呈していると言えるでしょう。メディアコミュニケーションの専門家である山田花子氏(仮名)は、「生放送ならではの難しさはあるものの、出演者への事前の指導や、放送中の適切なチェック体制を強化する必要がある」と指摘しています。

視聴者の反応は?今後の対応に注目集まる

今回の謝罪を受け、SNS上では様々な意見が飛び交っています。番組を擁護する声もある一方で、「またか」といった落胆の声や、番組制作体制への批判も多く見られます。

謝罪だけで済まされない?再発防止策の徹底が求められる

番組側は今回の件を重く受け止め、再発防止に努める必要があるでしょう。具体的には、出演者への事前の研修や、放送中のモニタリング体制の強化などが考えられます。また、視聴者からの意見にも真摯に耳を傾け、番組作りに反映していく姿勢が重要です。今後の「ぽかぽか」の対応に注目が集まります。

「ぽかぽか」は、明るい雰囲気と楽しいトークで人気を集めている番組です。しかし、今回の騒動は、番組のイメージダウンにつながる可能性も否めません。番組関係者は、今回の件を教訓として、より一層の注意を払い、視聴者から信頼される番組作りを目指していく必要があるでしょう。