テレビ業界の古き良き時代から、現代の厳しい規制までを経験してきたタレント内山信二氏。その氏が、最近のテレビ業界への戸惑いを語り、注目を集めています。今回は、内山氏のインタビュー内容を深掘りし、激変する芸能界の姿に迫ります。
芸能界の飲み会事情:昔と今
子役時代から活躍し、今年で芸歴38年となる内山氏。かつては「撮影より夜の飲み会の方が長い」時代があったと語り、当時の芸能界の常識を赤裸々に明かしました。
内山信二
「世間全体がおかしかったからフューチャーされなかった」と語る内山氏。当時当たり前だったことが、今では問題視されるケースも少なくありません。一例として、元タレント中居正広氏の女性トラブルに関連し、フジテレビで浮上した女性局員への「上納」疑惑についても言及しました。
内山氏は、「上納」という言葉の是非はさておき、20~30年芸能界にいる人で、そういった飲み会を見たことがない人はいないと断言。自身も何度か目撃したと証言しています。
時代の変化と価値観の転換
内山氏は、大物芸能人の誕生日会などに、各事務所のマネージャーがタレントを連れてくることもあったと語り、「これも言い方によっては上納と言われるかもしれない」と指摘しました。
しかし、時代の流れとともに、こうした行為はタブー視されるように。かつては「ヤバイ人ほど面白い」と思われていた風潮も、今では「まともな人を見たい」世の中になったと分析しています。
内山信二氏インタビュー
「100万円稼いだら200万円使う」時代からの変化
内山氏は、若手時代にある先輩芸人から「100万稼いだら、200万円使うような芸能人になりなさい」と言われたエピソードを披露。当時、テレビでは浮世離れした人物が求められていたことを示唆しています。
しかし、10年後、同じ芸人に再会した際には「芸能人は貯金だ」と言われており、時代の変化とともに芸能人に対する価値観も大きく変わっていることが伺えます。
芸能界の未来
内山氏の証言は、時代の変化とともに変容を遂げてきた芸能界の姿を浮き彫りにしています。 厳しいコンプライアンスが求められる現代において、芸能人はどのように立ち振る舞い、視聴者に夢を与えていくべきなのか。 これは、芸能界全体が向き合っていくべき課題と言えるでしょう。