埼玉県内で連続ひったくり多発!住民の不安高まる

埼玉県内、幸手市、久喜市、さいたま市などで26日夜に連続ひったくり事件が発生し、住民の間に不安が広がっています。24日からの発生件数は合計12件にものぼり、警察は関連性を慎重に捜査しています。

26日夜、短時間で4件のひったくり事件が発生

26日午後7時半ごろ、幸手市栄で自転車に乗っていた男性がリュックサックをひったくられる事件が発生しました。犯人はバイクに乗っていたとみられています。

幸手市で発生したひったくり事件の現場付近幸手市で発生したひったくり事件の現場付近

その後、30分も経たないうちに久喜市久喜東1丁目と吉羽2丁目で立て続けに2件のひったくり事件が発生。いずれも自転車に乗った女性が被害に遭い、バッグなどを奪われました。この2件ではバイクに乗った2人組による犯行とみられています。

さらに、午後9時20分ごろ、さいたま市北区宮原町2丁目でも自転車に乗った男性がリュックサックをひったくられる事件が発生。こちらも2人組の犯行とみられています。

24日からの発生件数は合計12件に!同一犯の可能性は?

埼玉県内では、24日夜と25日夜にもさいたま市、越谷市、三郷市、草加市で8件のひったくり事件が発生しており、今回の4件と合わせて12件ものひったくり事件が短期間に集中しています。

手口や犯人の特徴が類似していることから、警察は同一犯による連続犯行の可能性も含めて捜査を進めています。 防犯専門家の田中一郎氏(仮名)は、「短期間に複数の地域で同様の事件が発生していることから、計画性を持った犯行である可能性が高い」と指摘しています。

警察は警戒を強化、住民への注意喚起も

警察はパトロールを強化するとともに、住民に対して夜間の外出時の注意を呼びかけています。特に、自転車のかごにバッグなどを置いたまま走行するのは危険です。

自転車に乗る際は、バッグはしっかりと肩にかける、もしくはリュックサックを使用するなど、ひったくり犯に狙われにくい対策を心がけましょう。また、周囲に不審な人物やバイクを見かけた場合は、すぐに110番通報するようにしてください。

地域住民の不安募る、早期解決が望まれる

連続ひったくり事件の発生を受け、地域住民からは不安の声が上がっています。「夜に出歩くのが怖くなった」「早く犯人が捕まってほしい」といった声が聞かれ、一日も早い事件の解決が望まれています。

埼玉県警は、「住民の安全を守るため、全力で捜査に取り組んでいる。不審な情報があれば、些細なことでも警察に通報してほしい」と呼びかけています。