小野田紀美経済安保担当大臣(42)が自身のX(旧Twitter)を更新し、11月の宮中で行われた大臣任命式で着用したドレスへの揶揄に対し、強い怒りを表明したことが波紋を呼んでいます。この投稿は、大臣の歯に衣着せぬ物言いを改めて示すものとなりました。
発端と小野田大臣の反論
事の発端は、あるユーザーが小野田氏が任命式でシルバーのドレスを着用した写真と共に、「高市早苗の子分 マウント取れる服ってこのことだったのか」と投稿したことでした(この投稿は既に削除済み)。これに対し、小野田大臣は当該投稿のスクリーンショットを添付し、自身の見解を表明しました。「この呟きとそこに集まってるリプが私の服をディスっているのですが…何か悪いとしたらそれは私の着こなしが悪いだけで、服は全く悪くありません。」と反論し、着用したドレスが宮中のドレスコードに対応できる数少ない正礼装を手掛ける日本のフォーマルブランド「東京ソワール」のものであると明かしました。
小野田紀美経済安保相が任命式で着用したドレス姿
さらに、身長が高い小野田氏のために「どのドレスも私には長さが足りない中で、その中で少しでも長い丈で合うものを、とお店の方が選んで下さったドレス」であったことを付け加えました。彼女の怒りはヒートアップし、「何も知らない方々が、小野田憎しで日本のブランドのスタンダードなフォーマルウェアをディスるのは、ブランドさんをはじめ、今までこのドレスを着てきた方にも失礼ですし、これから着る人にも失礼です。営業妨害ですよ。」と指摘。最後に、「ドレスは全く悪くないので、小野田へのヘイトにドレスを巻き込むな。」と強い口調で締めくくりました。
歯に衣着せぬ物言いの背景
全国紙政治部の記者によると、小野田大臣の持ち味は「歯に衣着せぬ物言い」であるとのことです。彼女は記者やSNSの一般ユーザーに対しても、自身の意見や感情をはっきりと表現するタイプとして知られています。先日も閣議後の記者会見で、「安倍元首相が銃撃されて3年ですが、心の整理はつきましたか」との問いに対し、「一生つきません!」と厳しい表情で答え、記者が思わず謝罪する場面もあったといいます。
また、Xでの一般ユーザーの「ブロック」についても有名です。過去には「Twitterは全政治家マストの仕事上の義務ではなくあくまで趣味みたいな追加要素。」「さっきもいきなり呼び捨てでお前呼ばわりしてきた人いたんでブロック」などと述べており、納得できないことに対しては毅然とした対応を取る傾向が見られます。
ネット上の賛否両論
この小野田大臣の投稿には1万件を超えるコメントが寄せられ、ネットニュースでも大きな話題となりました。コメント欄には賛否入り混じった意見が溢れています。
肯定的な意見としては、「小野田大臣が怒るのも当然です。せっかく宮廷用のドレスをコーディネイトしてくれたブランド店やその顧客にまで迷惑をかけているんですから。」「大臣という立場を考えるとあまりくだらないアンチの意見に耳を貸さないでいいと思います。相手は批判を連発して大臣の失言を待ってると思います」「このような『いいがかり』には負けないで欲しいですね。」といった声が見られました。
一方で、懸念を示す意見も。「相手にしない方がいいという意見も多々あるけど、小野田さんて元々こんな感じで、言う事は言う人。ただ、大臣というポストに就いた事で目立つ事が増えたので気を付けて。」「名ばかりの大臣、こんなことごときで大騒ぎ他にやることあるでしょ。」「なんか噛み付いてばかりの印象。また、余裕が無いのも見てとれる。もう少し柔軟にこなせばよいのに。」など、大臣という立場での言動に対する注意を促すコメントも寄せられています。
まとめ
小野田大臣のドレス批判への反論は、彼女の率直な性格を改めて浮き彫りにしました。ネット上ではおおむね支持されている印象ですが、大臣という公的な立場にある今、些細な失言が命取りになる可能性もあります。時には「ネットの声」にも耳を傾けつつ、戦略的にスルーする姿勢も求められるのかもしれません。





