熊本県出身のタレント、スザンヌさんが手がけた話題の宿「KAWACHI BASE – 龍栄荘 -」。築70年の古旅館をリノベーションしたこの施設は、カフェや温泉を備え、2024年12月にオープン、2025年2月から宿泊サービスも開始しました。今回は、スザンヌさんが旅館オーナーになるまでの道のり、そして熱い想いに迫ります。
元々は旅館経営の予定はなし!?運命的な出会い
当初、スザンヌさんは東京のマンション売却益で熊本にビルを購入し、アパレルブランドの出店などを計画していました。しかし、理想の物件が見つからず、不動産屋さんから紹介されたのが河内町の温泉付き旅館。2400万円という価格もさることながら、海と山に囲まれた絶景にひとめぼれ。運命的な出会いが、スザンヌさんの人生を大きく変えることになります。
熊本県河内町の美しい風景
70年の歴史を持つ旅館は、懐かしい趣のある雰囲気。3年前まで営業していたこともあり、「少し手を加えれば…」と軽い気持ちでリノベーションを検討し始めたスザンヌさん。当初は美容系のテナントなどを想定していたそうです。
地域の人々の声、そして旅館再生への決意
旅館に通ううちに、地域の人々との交流も深まりました。そこで耳にしたのは、「龍栄荘」にまつわる温かい思い出の数々。結婚式、結納、料理の修行…人々の心に深く刻まれた旅館の存在を改めて認識し、スザンヌさんは「この場所をもう一度、地域の人々の集える場所にしたい」という強い想いを抱くようになりました。
リノベーション後のKAWACHI BASE – 龍栄荘 –
旅館経営の経験がないスザンヌさんにとって、この決断は大きな挑戦でした。旅館再生のプロセスは決して平坦な道のりではなかったはずです。「旅館経営の成功事例を参考に、地域活性化にも貢献したい」と語っていたスザンヌさん。その情熱が、地域の人々を巻き込み、新たな物語を紡いでいくことでしょう。
スザンヌさんの挑戦は続く
スザンヌさんの旅館再生プロジェクトは、単なるビジネスを超えた、地域への愛と貢献の物語です。古き良きものを大切にしながら、新しい風を吹き込む彼女の挑戦は、多くの人の心を掴んでいます。今後の展開に期待が高まります。