関西国際空港で7日夜、ドローンの目撃情報が寄せられ、離着陸を一時停止した影響で、計24便が目的地を変更するなどしたことが分かった。国土交通省関西空港事務所が8日未明、明らかにした。関空ではドローンの目撃情報で2度に渡って滑走路を閉鎖し、離着陸を停止したが、ドローンなどの不審物は見つからなかった。
同事務所によると、着陸予定だった国内線4便と国際線4便の計8便が目的地を中部空港に変更。国内線1便が、出発地の羽田空港に引き返した。このほか、計15便の離着陸が最大で約2時間遅れたという。
関空では、着陸した航空機からのドローンとみられる飛行物体の目撃情報が寄せられたため、7日午後10時15分ごろから約1時間、滑走路を封鎖して安全確認を実施。不審物は見つからなかったとして運用を再開したが、直後に別の目撃情報があり、同日午後11時半ごろから約40分間、再び滑走路を閉鎖していた。