【パリ=三井美奈】ウクライナのゼレンスキー大統領とトランプ米大統領のホワイトハウスでの会談が決裂したのを受け、フランスのマクロン大統領は2月28日(日本時間3月1日)、「侵略者はロシアだ」と述べ、ウクライナを支援する姿勢を鮮明にした。
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訪問先のポルトガルでの発言。マクロン氏は「ウクライナを支援し、ロシアを制裁するのは当然だ。3年前から行っており、これからも続けるべき」と述べた。そのうえで、侵略に対抗して戦ってきたウクライナ国民に敬意を示すべきだと主張した。
ドイツで23日の総選挙に勝利し、次期首相の有力候補となった保守系野党、キリスト教民主同盟(CDU)のメレツ党首も「ゼレンスキー氏よ、われわれは良い時も試練の時も共にいる。この悲惨な戦争で、侵略者と被害者を混同してはいけない」とSNSで発信し、ウクライナを支持した。ポーランドのトゥスク首相は「ウクライナの友人たちよ。あなた方は一人ではない」と書き込んだ。