テレビ番組のインターネット常時同時配信をめぐるNHKのネット活用業務の実施基準案について、高市早苗総務相が8日の閣議後の記者会見で懸念を示したことに対し、NHKは同日、「精査し、しっかりと検討していく」とのコメントを出した。
実施基準案で、NHKはネット活用業務費の上限について、従来の「受信料収入の2・5%」という枠を維持しつつ、国際放送ネット配信など公益性の高い業務を上限付きの別枠で管理するとしていた。
この別枠を含めるとネット活用業務費が受信料収入の3・8%程度になる点を問題視し、高市氏は「(現状を)維持することが望ましい」と指摘していた。