海道東征コンサート 壮大・華麗な交声曲に聴衆魅了 大阪

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勇壮な調べで多くの観客を魅了した海道東征コンサート=8日午後、大阪市北区のザ・シンフォニーホール(恵守乾撮影)

勇壮な調べで多くの観客を魅了した海道東征コンサート=8日午後、大阪市北区のザ・シンフォニーホール(恵守乾撮影)

 日本建国神話を題材に、昭和の音楽史の礎を築いた作曲家、信時潔(のぶとき・きよし)と詩人の北原白秋が昭和15年に作った交声曲「海道東征」を全曲演奏するコンサート「交声曲『海道東征』」(産経新聞社主催、滋慶学園グループなど協賛)が8日、大阪市北区のザ・シンフォニーホールで開かれた。

 4回目となる今回の大阪公演では、指揮者の福島章恭(あきやす)さんがタクトを振り、日本を代表するソプラノ歌手で、初回から出演している幸田浩子さんらが「高千穂(たかちほ)」「御船出(みふなで)」「海道回顧」など全8章を高らかに披露した。

 神武天皇の即位を紀元とする皇紀2600年の奉祝曲として作られた「海道東征」。会場を埋め尽くした聴衆は、新元号「令和」に夢を託し、大阪フィルハーモニー交響楽団の勇壮な音色と華麗な声楽の響きに酔いしれた。

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 「作品の持ち味である壮大さや華麗さを伝えようと、ステージの演奏者全員で完全燃焼しました」。ザ・シンフォニーホール(大阪市北区)で8日に開かれた「交声曲『海道東征』」コンサート。力強いタクトさばきで演奏をまとめ上げた指揮者の福島章恭さん(57)は熱く語った。

 桐朋学園大学声楽科を卒業後、平成22(2010)年、日本人で初めてバチカンのシスティーナ礼拝堂での「合唱コンサート」を指揮するなど、海外でも評価を高め、音楽評論家としても活躍する。

 今回の合唱パートを担った大阪フィルハーモニー合唱団を27年から指導しており、「合唱のレベルは大きく向上。5人のソリストが新たな化学反応を起こした」と胸を張る。今回は「演奏の最中は無我夢中でしたが、作品に寄り添い、本質を表現できた」と手応えを話した。

 客席で聴き入った大阪府枚方市の増田充伸(みつのぶ)さん(78)と泰子さん(72)夫妻は「神話の世界観が音楽で表現され、素晴らしかった」。大分市の富岡裕さん(71)は「演奏に加え、ホールの響きにも感銘を受けました」と話していた。

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