じゃがいも不足が深刻化し、国民的スナック「ポテトチップス」が再び値上げへ。カルビーは2025年7月21日から、人気の「ポテトチップス うすしお味」をはじめとする10品目の内容量を5グラム減らす実質値上げを発表しました。この減量戦略、消費者への影響はいかに?
なぜ減量? 背景にあるじゃがいも不足の深刻さ
今回の値上げの背景には、主原料であるじゃがいもの供給不足と価格高騰が挙げられます。世界的な気候変動や物流コストの上昇など、様々な要因が重なり、じゃがいも市場は不安定な状況が続いています。カルビーは、安定供給を維持しながらも企業努力で価格を据え置いてきましたが、今回の値上げは不可避な選択だったと言えるでしょう。
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対象商品は? うすしお味、コンソメパンチ、のりしお…人気商品がずらり
今回の実質値上げの対象となるのは、定番の「ポテトチップス うすしお味」「ポテトチップス コンソメパンチ」「ポテトチップス のりしお」など、人気商品を含む10品目。60グラムから55グラムへの減量となります。さらに、地域限定商品も含まれているとのこと。全国のポテトチップスファンに影響が及ぶことになりそうです。
消費者の反応は? 家計への負担増を懸念する声も
今回の値上げに際し、SNS上では様々な反応が見られます。「仕方ないけど、家計への負担が増える…」といった懸念の声や、「5グラムくらいなら気にしない」という意見など、消費者心理は様々です。食品経済研究所の山田一郎氏(仮名)は、「今回の値上げは、家計への影響は小さいものの、消費者の節約志向をさらに強める可能性がある」と指摘しています。
カルビーの今後の戦略は? じゃがりこの値上げも予定
カルビーは、今回のポテトチップスの減量に加え、6月2日からは「じゃがりこ」の値上げも予定しています。じゃがいも不足の影響は、同社の主力商品全体に広がっています。今後、更なる値上げや新商品の開発など、どのような戦略でこの難局を乗り越えていくのか、注目が集まります。
まとめ:ポテトチップス値上げ、今後の展開に注目
今回のポテトチップスの実質値上げは、じゃがいも不足という世界的な問題を改めて浮き彫りにしました。私たち消費者も、食料問題について改めて考える必要があるかもしれません。今後のカルビーの動向、そしてポテトチップスを取り巻く状況に、引き続き注目していきましょう。