元フジテレビアナウンサーの渡邊渚が、2026年版カレンダーの受注販売を巡り、締め切り直前まで自身のInstagramで異例とも言える熱心なプロモーションを展開している。この連日にわたる告知活動は、その熱の入れ方から各方面で注目を集めている。
渡邊渚は10月19日、Instagramで「2026年カレンダーオフショット この冬はロングブーツを買って、たくさん履きたい!と思いました」というコメントと共に、黒いニーハイブーツにミニ丈の衣装を着用した写真を公開した。さらに「カレンダー受注販売は10月21日火曜までです!!!」と、締め切りが迫っていることを強くアピールした。翌20日には、ストーリーズ機能を利用し、「明日21日 23:59まで!」と、注文サイトへのアドレスを添えて「追いPR」を実施。これに先立つ1週間前の14日にも、同様の告知を行っていた。
渡邊渚さんが自身のインスタグラムで公開した2026年カレンダーのオフショット。受注販売の告知に力を入れています。
締め切り直前の「異例の猛プッシュ」と価格設定
渡邊渚の2026年カレンダーは、壁掛けタイプが税込み4950円、卓上タイプが税込み3300円で販売されている。さらに、月額1500円のファンクラブ会員限定セットでは、カレンダー2種にイベント参加権とサイン会参加券が付いて税込み1万6500円という、発表当初から「強気の価格設定」として話題になっていた。
彼女はカレンダーについて、「全カット撮り下ろしで、カラフルに季節を彩りました。衣装や写真のセレクトも自分で行い、たくさんのパワーと時間をかけて作った大切なカレンダーです」と、その制作にかける思いと労力を強調し、作品への自信を覗かせていた。
SNS上の賛否両論と業界の声
こうした連日のカレンダーPRに対し、ソーシャルメディア「X(旧Twitter)」では、応援や期待の声が上がる一方で、「やけに必死だな」「売れてないだけだろ」といった、渡邊の熱意を訝しむような辛辣な意見も寄せられている。
芸能プロ関係者は、タレントのカレンダー制作の裏側について次のように語る。「一般的に撮り下ろしでカレンダーを制作する場合、ロケ地の選定からカメラマン、スタイリストなどのスタッフ手配、撮影後の写真セレクトまで、相当な手間と時間がかかります。今回は受注生産のため在庫リスクはありませんが、連日のPR攻勢は、予想よりも注文数が伸び悩んでいる焦りの表れと受け止められているようです。」
ミニ丈パンツとニーハイブーツ姿で、2026年カレンダーを熱心にPRする元フジテレビアナウンサー渡邊渚さん。
退社後の活動と「違和感発言」の背景
この関係者はさらに、渡邊渚の近況に触れ、PR活動の背景を分析する。「渡邊さんは2023年7月から病気のため長期休養に入り、復帰が叶わないまま2024年8月末でフジテレビを退社しました。退社後にはPTSDを患っていたことを公表し、病と向き合う前向きな姿勢が注目を集めました。今年1月に発売したフォトエッセイ『透明を満たす』(講談社)が約2万部、6月の1st写真集『水平線』(集英社)も初版1.5万部を完売し、重版されるなど、ソロ活動は順調な滑り出しを見せていました。」
しかし、「最近は、9月のYouTube番組で再生数について『再生数が低かろうが高かろうが、私のギャラ、変わらないんで』と発言したり、10月には古巣のフジテレビについて『何も思っていないかも』と語ったりと、周囲にやや違和感を与えるような発言が目立っています。また、そもそも出演するメディアが限られているため、カレンダーの告知手段としてはSNSに頼らざるを得ない状況です。その点も、今回の“切迫感”と結びつけられてしまう要因になっているのではないでしょうか」と付け加えた。
結論
渡邊渚の2026年カレンダーに対する「異例の猛プッシュ」は、その強気な価格設定と、退社後のキャリア、そして最近のSNS上での発言と相まって、多角的な議論を呼んでいる。ファンからの期待とともに、一部からはその必死さに疑問符が投げかけられるなど、世論の反応は様々だ。彼女が注いだ「たくさんのパワーと時間」が、最終的にどのように報われるのか、今後の動向が注目される。
出典
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff4aed0050a27089286f4f53c05c6b53b61390d3