再雇用後の年収ダウンは、多くの60代にとって大きな関心事です。この記事では、年収300万円でゆとりある老後を送れるのか、不安解消のための具体的な方法を解説します。60代からの生活設計に役立つ情報が満載です!
再雇用後の年収150万円ダウンは平均的?
60代のお母様が再雇用で年収が150万円もダウン…ご心配ですよね。パーソル総合研究所の調査(2021年)によると、再雇用後に年収が下がったと回答した方は約9割。減少率の平均は44.3%で、国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」の平均給与460万円に当てはめると、減少額は約204万円。つまり、150万円ダウンは平均より少ないと言えるでしょう。
再雇用のイメージ
再雇用後、年収300万円は高収入?
では、再雇用後の年収300万円は多いのでしょうか?前述の平均減少率44.3%を逆算すると、再雇用前の年収は約539万円。平均給与460万円と比べても高い水準です。現役時代から堅実なキャリアを築いてきた証と言えるでしょう。ファイナンシャルプランナーの山田さん(仮名)も、「300万円は再雇用者の中では高収入と言えるでしょう。老後資金計画も立てやすいですね」と述べています。
年収300万円でゆとりある老後を送れる?
65歳で再雇用、70歳で退職、年収300万円(手取り約240万円/月20万円)の場合、ゆとりある老後を送れるのでしょうか?公益財団法人生命保険文化センターによると、ゆとりある老後の生活費(夫婦2人)は月額約38万円。令和6年度の厚生年金(夫婦2人)は約23万円。70歳までは年金と収入を合わせて約43万円となり、ゆとりある生活が可能です。70歳以降は年金のみの約23万円。ゆとりある生活費には届きませんが、ある程度の生活水準は維持できるでしょう。
老後資金の不安を解消するには?
70歳以降の生活に不安を感じる場合は、以下の対策を検討しましょう。
- 資産運用:NISAやiDeCoなどを活用し、長期的な資産形成を図る。
- 支出の見直し:固定費や変動費を見直し、無駄な支出を削減する。
- セカンドライフの計画:趣味やボランティア活動など、生きがいを見つける。
生活設計のプロ、田中さん(仮名)は「老後資金は早めの準備が大切です。収入や支出、将来のライフプランを踏まえ、具体的な計画を立てましょう」とアドバイスしています。
まとめ
再雇用後の年収300万円は、平均と比較すると高水準と言えるでしょう。しかし、ゆとりある老後を送るためには、早めの準備と計画が重要です。この記事を参考に、将来の安心を手に入れてください。