春の訪れとともに、暖かな日差しを感じられる一方で、寒暖差による体調不良に悩まされる方も多いのではないでしょうか。実はそれ、「春バテ」かもしれません。jp24h.comでは、春バテの症状や原因、そして効果的な対策方法を専門家の意見を交えて分かりやすく解説します。
春バテとは?その症状と原因
ポカポカ陽気に包まれる春。しかし、寒暖差の激しいこの時期は自律神経が乱れやすく、様々な不調が現れやすい季節でもあります。リンナイの「熱と暮らし通信」が行った調査によると、なんと6割以上の人が季節の変わり目に体調不良を経験しているという結果が! 代表的な症状としては「疲労感・倦怠感」が最も多く、続いて「冷え」や「肩こり」などが挙げられます。
春バテのイメージ画像
イシハラクリニック副院長の石原新菜先生によると、これらの症状は寒暖差や気圧の変化によって自律神経のバランスが崩れることが原因の一つ。また、寒さによって血行が悪くなることも、肩こりなどの症状を悪化させる要因となります。
あなたは大丈夫?春バテ診断テスト
「なんだか最近疲れやすい…」「体がだるくてやる気が出ない…」もしかしたら、それは春バテのサインかもしれません。石原先生監修の「春バテ診断テスト」で、ご自身の状態をチェックしてみましょう!
春バテ診断チェックリスト
- 環境の変化にストレスを感じやすい
- 入浴はシャワーで済ませることが多い
- 日光を浴びずに過ごす日がある
- 身体を動かす習慣がない
- 麺類やファストフードをよく食べる
- 肩こりや腰痛が続いている
- 食欲がわかない時がある
- 寝つきが悪い
上記の項目に4つ以上当てはまる方は、春バテ予備軍の可能性があります。本格的な不調に陥る前に、早めに対策を始めることが大切です。
春バテ対策:専門家が教える8つの秘訣
では、具体的にどのような対策が有効なのでしょうか? ここでは、石原先生からのアドバイスを基に、春バテを予防・改善するための8つの秘訣をご紹介します。
1. ストレスを溜め込まない
環境の変化によるストレスは、自律神経の乱れに繋がります。疲れを感じたら無理せず休憩する、寒いと感じたら上着を羽織るなど、小さな工夫でストレスを軽減しましょう。
2. 湯船に浸かってリラックス
シャワーだけでは身体の芯まで温まりません。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、血行促進やリラックス効果が期待できます。40度くらいのお湯に10~15分浸かるのがおすすめです。
3. 積極的に日光を浴びる
日光を浴びることで、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されます。セロトニンは精神の安定に深く関わっており、不足するとストレスを感じやすくなります。短時間でも良いので、毎日意識的に日光を浴びるようにしましょう。
4. 適度な運動を心がける
運動不足は筋肉量の低下を招き、血行不良の原因となります。毎日30回のスクワットなど、無理のない範囲で体を動かす習慣を身につけましょう。
5. バランスの良い食事を摂る
麺類やファストフード中心の食生活は栄養バランスが偏りがち。納豆、味噌汁、キムチ、ヨーグルトなどの発酵食品は腸内環境を整える効果があり、おすすめです。野菜や果物も積極的に摂り入れ、バランスの良い食事を心がけましょう。
6. 長時間同じ姿勢を避ける
デスクワークやスマートフォンの長時間使用は、肩こりや腰痛の原因となります。こまめに休憩を挟んだり、ストレッチをするなどして、身体への負担を軽減しましょう。
7. 食欲がない時は無理せず消化の良いものを
ストレスが溜まると、食欲や消化機能が低下することがあります。消化の良いものを少量ずつ食べる、ハーブティーを飲むなど、胃腸に負担をかけないように工夫しましょう。
8. 質の良い睡眠を確保する
睡眠不足は自律神経の乱れの大きな原因となります。寝る前にカフェインを摂らない、就寝1時間前に入浴を済ませるなど、質の良い睡眠を確保するための工夫をしましょう。
春の不調を吹き飛ばして、元気に過ごしましょう!
今回ご紹介した8つの秘訣を参考に、春バテを予防・改善し、心身ともに健康な春を過ごしましょう。