国民民主党の玉木雄一郎代表は10日、首相主催の「桜を見る会」をめぐり、招待の基準が不透明だとして国会で追及する考えを示した。安倍晋三首相の地元後援会メンバーを多数招いているのではないかとの共産党の指摘を踏まえ、岐阜県大垣市で記者団に「後援会旅行(費用)の肩代わりなら、税金を使った買収に見える」と批判した。
桜を見る会の招待者や予算額について「安倍政権になって明らかに増えている」と指摘。「誰をどのような基準で選んだのか、政府に説明を求めたい」と述べた。
与党が早期の衆院通過を目指す日米貿易協定承認案に関しては、今国会での承認反対を明言した。野党が求める日米協議の資料提出に政府が応じないことなどを理由に「国民に真摯(しんし)に説明する気持ちが全くない。(承認)阻止に向けて全力を挙げたい」と強調した。