現代において、独身の男女にとって出会いの場として定着している婚活パーティ。しかし、多くの参加者の中で、自分らしさをアピールし、女性の記憶に残るのは容易ではありません。限られた時間の中で、ただの「その他大勢」の一人として埋もれてしまうことは、大人としての貴重な機会損失にも繋がりかねません。結婚相談所「エースブライダル」主宰であり、3万人以上の男性と向き合ってきた関口美奈子が、自身の経験と男女の心理研究データに基づき、30代以上の男性が婚活パーティで確実に女性の心に残り、「埋もれない男」になるための実践的なポイントを解説します。
「埋もれない男」になるためのポイント
婚活パーティの場では、数多くの異性と出会うチャンスがある一方で、その限られた時間の中でいかに自身の魅力を伝え、印象付けるかが成功の鍵となります。多くの参加者の中でただの一人として見過ごされてしまうのは、せっかくの出会いの機会を失うことにも繋がります。ここでは、自分らしさを保ちながらも、女性の記憶に深く刻まれるための具体的な戦略をご紹介します。
① 第一印象は「声」と「姿勢」で決まる
婚活パーティに参加する際、多くの男性は服装や髪型といった外見に気を配りますが、実は「声」と「姿勢」が与える印象は想像以上に大きいものです。どれほど高価なスーツを身につけていても、猫背で声が小さければ、それだけで自信のなさを感じさせてしまい、魅力が半減してしまいます。
胸を張り、相手の目を見て話すというシンプルな姿勢は、それだけで堂々とした自信に満ちた印象を与えます。さらに、やや低めの落ち着いたトーンで話すことは、聞く人に安心感を与え、心地よいコミュニケーションの土台を築きます。初対面で「この人と話していると落ち着くな」と感じさせることは、その後の会話をスムーズに進める上で非常に重要な要素となります。
結婚相談所「エースブライダル」主宰の関口美奈子さん
② 会話は「深さ」より「余韻」を意識する
婚活パーティにおける会話時間は非常に限られています。短い時間で次々と相手が変わるため、自分の全てを語り尽くそうとするよりも、相手の心に印象的な「余韻」を残すことを意識することが効果的です。趣味や仕事の詳細を長々と説明するよりも、自分が大切にしている価値観や、普段の生活の中で見せる人柄が垣間見えるようなエピソードをシンプルに伝える方が、相手の記憶に残ります。
例えば、「休日はよくボランティア活動に参加しています」といった一言は、単なる趣味の紹介に留まらず、相手に「どんな活動をしているのだろう」「もっと話を聞いてみたい」という興味を抱かせます。このように、短いやり取りの中にも「もっと知りたい」と思わせる「余白」を意図的に作り出すことが重要です。さらに、会話の終わりに「今日はお話できて本当に嬉しかったです」といった温かい一言を添えることで、相手の心には良い印象が長く残ります。埋もれない男性は、常に相手の心にポジティブな余韻を残す会話術を心得ているのです。
結論
婚活パーティで数多の参加者の中に埋もれず、女性の記憶に残る男性になるためには、単に外見を整えるだけでなく、「第一印象」と「会話術」に工夫を凝らすことが不可欠です。堂々とした「姿勢」と落ち着いた「声」で安心感を与え、会話では「深さ」よりも相手の心に「余韻」を残すことを意識しましょう。これらのポイントを実践することで、あなたは婚活パーティの場で確実に一目置かれ、理想のパートナーとの出会いを掴むことができるでしょう。
