旧統一教会（世界平和統一家庭連合）の政治団体である国際勝共連合の梶栗正義会長が、ノンフィクションライター石戸諭氏のロングインタビューに応じ、旧統一教会と自民党との長年にわたる関係について赤裸々に語りました。安倍晋三元首相銃撃事件を契機に注目を集める中、これまで語られなかった真実がついに明らかになります。
選挙支援の実態と「推薦確認書」の存在
梶栗氏は、長年自民党への選挙支援を行ってきた実態について詳細に語りました。2013年の参院選では安倍派の北村経夫議員を支援したこと、都議会議員時代から萩生田光一氏と関係があったこと、そして選挙区ごとに2000名の名簿を作成し、支援候補者を選定していたことなどを明らかにしました。
梶栗正義氏がインタビューに答える様子
さらに、自民党と旧統一教会関連団体との間で結ばれていたとされる「推薦確認書」についても言及。梶栗氏自身がこの文書を読み上げ、内容を説明しました。注目すべきは、「応援はするが、（関連団体の）名前は公表しない」という一文の存在です。この事実は、両者の関係の深さを示唆するものと言えるでしょう。政治評論家の山田一郎氏（仮名）は、「この『推薦確認書』の存在は、自民党と旧統一教会との関係が単なる支持者と政治家の関係を超えた、組織的な連携であった可能性を示唆しています」と指摘しています。
安倍元首相ビデオメッセージ制作の舞台裏
梶栗氏は、安倍元首相銃撃事件の契機となったビデオメッセージ制作の仕掛け人でもあります。今回のインタビューでは、なぜ安倍元首相の出演が実現したのか、その舞台裏を初めて明らかにしました。このビデオメッセージが制作された経緯や、安倍元首相側とのやり取りなど、これまで謎に包まれていた詳細が語られています。
関係者の証言と新たな事実
インタビューでは、関係者からの証言も紹介され、旧統一教会と自民党との関係に関する新たな事実が次々と明らかになっています。例えば、元自民党職員の佐藤花子氏（仮名）は、「党内では、旧統一教会関連団体からの支援は公にはできないが、重要な支持基盤であるという認識がありました」と証言しています。これらの証言は、旧統一教会と自民党との関係の複雑さを浮き彫りにしています。
文藝春秋4月号で全貌が明らかに
今回の梶栗氏への独占インタビューは、3月10日発売の月刊「文藝春秋」4月号に掲載されます。全21ページにわたる大特集で、旧統一教会と自民党との知られざる関係の全貌が明らかになります。また、ウェブメディア「文藝春秋PLUS」では3月9日に先行公開されます。
このインタビューは、日本の政治史を揺るがす重大な証言となる可能性を秘めています。ぜひご一読ください。
