任期満了に伴う千葉県袖ケ浦市長選は10日、投開票が行われ、無所属新人で元市議の粕谷智浩氏(43)=自民、公明推薦=が、同じく無所属新人で元市議の福原孝彦氏(63)と塚本幸子氏(57)を破り、初当選を果たした。投票率は過去最低の47・33%。平成27年の前回選を0・97ポイント下回った。当日有権者数は5万2343人。
粕谷氏は待機児童ゼロに向けた施策や教育施策の充実を訴え、国や県とのパイプもアピール。幅広い層から支持を集めた。
福原氏は内陸部の人口減少を食い止めるための施策などを訴え、塚本氏は女性の視点を生かした防災策などを掲げたが、及ばなかった。
一方、市長選と同時に行われた市議補選(欠員3)には4人が立候補し、元職1人と新人2人が当選した。投票率は47・30%だった。