自民、あおり運転厳罰化要望相次ぐ 免許「永久剥奪」も





 平成29年6月、無理やり停止させられた車の夫婦にトラックが追突し死亡した事故で、移動される車両=神奈川県大井町の東名高速道路

 自民党が6日、党本部で開いた交通安全対策特別委員会(平沢勝栄委員長)では、あおり運転の厳罰化を求める意見が相次いだ。警察庁はこれを踏まえ、あおり運転を定義した上で罰則を創設する道交法改正案の検討を急ぎ、来年の通常国会での成立を目指す。抑止力を高める狙いがある。

 会合後に記者会見した平沢氏によると、出席議員からは「罰則の強化を早くしてほしい」といった声が最も多かった。「一度あおり運転をした人は運転に適していない。免許を永久剥奪してはどうか」との意見もあったが、警察庁は「かえって無免許運転が増える」などと難色を示し、一定期間の免許取り消しを検討すると説明した。

 平沢氏は「今、あおり運転が野放しになっている。あまり軽い罰則なら了解できない。暴行罪や酒酔い運転などより軽いことはないと思う」と強調した。



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