東京大の前期日程の合格者が発表された。高校へのアンケートなどをもとにした、合格者数ランキング(午後6時現在)によると、3位に入っているのが日比谷(東京)だ。横浜翠嵐(神奈川)も6位に入っており、首都圏の公立高での奮闘ぶりがめだつ。
日比谷は前年の60人から80人と大幅に増えた。午後6時時点でデータが判明していない有力校もあるが、麻布(東京)や灘(兵庫)といったランキング上位の常連校をおさえてベスト3入りしている。
1位は開成(東京)で149人が合格。1982年から44年連続でトップとなった。前年の149人から同数となっている。2位は聖光学院(神奈川)の95人。
日比谷や横浜翠嵐の躍進について、駿台予備学校で長く入試分析をしていた、大学入試アナリストの石原賢一さんは「共通テストの点数がとりやすかったため、チャレンジしようとする学生が増えたのではないか」と分析している。
秦正理