トランプ大統領「カナダが関税下げなければ来月2日から自動車関税引き上げ」


トランプ大統領はこの日トゥルースソーシャルに「私は商務長官にカナダから米国に入ってくるすべての鉄鋼とアルミニウムに対して追加で25%、すなわち50%の関税を課すよう指示した」と投稿した。「世界でも見つけるのが難しいほど最も高い関税を課す国がカナダ」としながらだ。トランプ大統領はこの措置が「あす3月12日に発効される」とした。AP通信はトランプ大統領の発表後に株式市場が急落したと報道した。

追加関税爆弾も予告した。トランプ大統領は「カナダは多様な米国産乳製品に課される250~390%の反米関税をただちに引き下げなければならない。もしカナダが他の長期関税を撤回しないならば、4月2日から米国に輸入される自動車に対する関税を大幅に引き上げる。このようになればカナダの自動車製造業は永久的に門を閉めることになるだろう」と脅した。

新たにカナダ首相に就任するカナダ自由党のカーニー代表が「トランプ大統領が成功するように放っては置かない」と出ると関税を2倍に上げることで応酬したとみられる。韓国もやはり鉄鋼など関税賦課対象国に分類された中でトランプ大統領が韓国にもこのように強圧的態度を見せる恐れがあるとの懸念が出ている。

一方、トランプ大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談が推進されているという報道が米国と中華圏のメディアで相次いで出ている。

ウォール・ストリート・ジャーナルは10日、消息筋の話として「(両国が)6月に米国で『バースデー首脳会談』を開くことに対する議論を始めた」と伝えた。トランプ大統領は1946年6月14日生まれ、習主席は1953年6月15日生まれだ。両首脳が対面で首脳会談をすれば第2次トランプ政権では初めての顔合わせとなる。

トランプ大統領は先月、中国に対して10%の追加関税を課したのに続き、今月初めにはさらに10%の追加関税を課して圧迫レベルを高めてきた。中国は米国産農畜産物などに対し10日から10~15%の関税を課し、一部希少鉱物の輸出統制に着手するなど報復措置で対抗している。

中華圏では「4月会談説」が流れている。香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは11日、複数の外交消息筋の話として「(トランプ大統領が)早ければ来月初めに訪中するかもしれない」と伝えた。ある消息筋は同紙に「トランプ大統領が両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)後に中国を訪問するならば、習主席に重要な外交的勝利になるだろう」と話した。

米中両国は互いに最初の首脳会談を自国で開くために神経戦を行うとみられる。米国は習主席の訪米を望むが、中国はトランプ大統領の訪中か、習主席の訪米でもワシントンでより格式を備えた会合を持つことを望んでいるということだ。



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