ロシアのペスコフ大統領報道官は12日、サウジアラビアで11日に開かれた米国とウクライナの高官協議を受け、米側からの協議内容の連絡を待つ考えを示した。協議ではウクライナが米国が提示した30日間の一時停戦案を受け入れたことが発表されたが、これについては「先走ることはしたくない」とコメントを避けた。露メディアが報じた。
ペスコフ氏は、今回の協議について「まずは情報を入手する必要がある」と述べた。協議に参加したルビオ米国務長官らが外交ルートを通じてロシア側に内容を伝えるとの見通しを示した。
近日中に米露の接触が予定されているとも明かし、「その際に完全な情報が得られることを期待している」と語った。米メディアの報道では、米国のウィットコフ中東担当特使が近くプーチン露大統領と会談する可能性があるという。ペスコフ氏は米露首脳の電話協議についても言及し、「可能性は排除しない」と語った。【モスクワ山衛守剛】