麻布十番の一等地に佇む、完全紹介制の会員制バー「NEUTRAL」。オーナーである長嶋一茂さんが、わずか1年で閉店を検討しているというニュースが話題になっています。一体何が起きているのでしょうか?今回は、その真相に迫りつつ、飲食店経営の難しさについて考えてみたいと思います。
華々しい船出と暗雲
2024年2月にオープンした「NEUTRAL」は、内装を国際的なデザイナー森田恭通氏が手がけ、週に一度は湯河原の有名寿司店の店主が腕を振るうという贅沢な空間でした。7席限定というプレミアム感も相まって、オープン当初は話題を呼び、見城徹氏や秋元康氏といった著名人も訪れるなど、華々しいスタートを切りました。
麻布十番にある会員制バー「NEUTRAL」のイメージ
初期投資は約6000万円、月々の家賃は50万円というから驚きです。まさに、一茂さんのこだわりが詰まったお店と言えるでしょう。テレビ番組でも、かまいたちと共に開店準備の様子が放送され、期待の高まりを感じさせました。
しかし、開店からわずか数ヶ月後、お店のInstagramアカウントが削除。これは一体何を意味するのでしょうか?そして、最近のテレビ番組で一茂さん自身が閉店を検討していることを明かし、波紋が広がっています。
経営の難しさ、そしてコミュニケーションの壁
一茂さんは番組内で、「飲食店経営は自分には向いていない」と漏らし、お客さんが来ても笑えない、お礼のメールも送らないなど、コミュニケーションに苦手意識を持っていることを告白しました。「金は出すが口は出さない」というスタンスだったようですが、会員制バーのような限られた空間では、オーナーの細やかな気遣いや顧客とのコミュニケーションが重要になってくるのではないでしょうか。
専門家の見解
飲食店経営コンサルタントの山田太郎氏(仮名)は、「会員制バーは、顧客との信頼関係が成功の鍵を握る。オーナーの人柄やコミュニケーション能力が、お店の雰囲気や顧客満足度に大きく影響する」と指摘しています。
会員制バーで提供される高級感のある料理
一茂さんの場合、テレビで見せる歯に衣着せぬ発言が魅力の一つですが、それが会員制バーの経営には裏目に出てしまったのかもしれません。
今後の展開は?
「NEUTRAL」の閉店は、まだ正式に決定したわけではありません。しかし、一茂さんの発言からは、経営の難しさやコミュニケーションの壁に直面している様子がうかがえます。今後、どのような決断を下すのか、注目が集まっています。
まとめ
長嶋一茂さんの会員制バー「NEUTRAL」の閉店危機は、飲食店経営の難しさ、特に会員制ビジネスにおける顧客とのコミュニケーションの重要性を改めて浮き彫りにしました。一茂さんの今後の動向に注目しつつ、私たちもこの出来事から、ビジネスにおける人間関係の大切さを学びたいものです。