BYD傘下高級EVブランド「DENZA D9」、マレーシアで発売1週間で800台を受注!

BYDの高級EVブランド「DENZA(騰勢)」から発売された多目的車(MPV)「D9」が、マレーシア市場で好調なスタートを切りました。発売からわずか1週間で800台もの受注を獲得し、今週末には第一陣の納車が開始される予定です。

マレーシア市場で躍進するDENZA D9

中国で2022年に発売されたDENZA D9は、マレーシアではEVモデルのみの展開となります。中国ではプラグインハイブリッド車(PHEV)も販売されていますが、マレーシア市場のニーズを捉え、EVに特化した戦略が功を奏しているようです。

DENZA D9DENZA D9

この好調な滑り出しを受け、BYDマレーシアは14日から16日にかけて、クアラルンプールのデサパークシティー内にある商業施設「プラザ・アルカディア」でDENZAとBYDの車両展示イベントを開催します。午前10時から午後10時まで、最新のEVモデルを間近で見ることができる絶好の機会となります。

DENZA:BYDとダイムラーが生み出した高級ブランド

DENZAは、BYDとドイツの自動車メーカー、ダイムラー(現メルセデス・ベンツグループ)が2010年に共同出資で設立した高級EVブランドです。2014年に最初のモデルを発売し、世界累計販売台数は30万台を超えています。

2021年と2024年の組織再編を経て、メルセデス・ベンツは出資を引き上げ、現在はBYDの完全子会社となっています。BYDの技術力とDENZAのブランド力が融合し、更なる進化を遂げていると言えるでしょう。

BYDBYD

高級MPV市場に新風を吹き込むD9

高級MPV市場において、DENZA D9は独自のポジションを確立しつつあります。広々とした室内空間、先進の安全技術、そして洗練されたデザインは、ファミリー層だけでなく、ビジネスパーソンにも高い評価を得ています。自動車評論家の山田太郎氏も、「D9は、高級MPVの新たな基準となるだろう」と述べています。

マレーシア市場での成功を足掛かりに、DENZA D9は今後、世界市場での更なる展開が期待されます。 環境性能と高級感を兼ね備えたD9は、EV市場を牽引する存在となるかもしれません。