加藤茶さん(82)が、世界腎臓デーにちなんだイベントに登場し、自宅で行える腹膜透析への期待と、100歳まで舞台に立ち続けたいという熱い想いを語りました。 近年、腎臓の状態が悪化し、医師から血液透析を勧められていた加藤さん。週3回の通院が必要な血液透析に不安を抱いていたそうですが、自宅でできる腹膜透析という選択肢を知り、希望の光を見出したようです。
加藤茶さん、透析への不安を吐露
「透析には怖いイメージがあった。週3回も通院したら仕事ができなくなる。長年続けてきたコントにも支障が出るのでは…」と、加藤さんは本音を明かしました。 長年、国民的コメディグループ「ザ・ドリフターズ」のメンバーとして活躍してきた加藤さんにとって、コントは人生そのもの。 透析によってその活動が制限されることを強く懸念していたのです。
加藤茶さん夫妻
腹膜透析との出会い
イベントでは、自宅でできる腹膜透析について紹介されました。 この透析方法であれば、寝ている間に治療を行うことができ、通院の負担も軽減されます。 加藤さんは、「自宅で寝ている間にできるなんて、こんな楽なことはない。目の前が開けた思いだ。安心して病気と向き合える」と、安堵の表情を浮かべました。 腎臓病専門医の山田先生(仮名)も、「腹膜透析は患者さんの生活の質を維持しながら治療を継続できる有効な選択肢です」と語っています。
100歳まで舞台に!加藤茶さんの熱い想い
自宅透析という新たな希望を得た加藤さんは、今後の目標について力強く語りました。「100歳まで舞台に立ち続けたい。茶寿(108歳)まで生きるのがベストだけど、さすがにコントは難しいかもしれない。あと10年は頑張りたい。ブーたん(高木ブーさん、92歳)も頑張っているから」と、生涯現役への意欲を燃やしています。
夫婦円満の秘訣も披露
3月1日が誕生日の加藤さんは、イベントで花束を贈呈され、誕生日を綾菜さんの両親と4人で祝ったエピソードも披露しました。 結婚15年目を迎えた今もなお、仲睦まじい姿を見せる加藤さん夫妻。円満の秘訣を問われた綾菜さんは、「私が9割謝るようになってから、ほとんど喧嘩がなくなりました」と明かし、会場を笑いに包みました。 加藤さんも、「でも、『いつも謝ってます』ってテレビで言ってたよね!」とツッコミを入れ、夫婦漫才のような掛け合いで仲の良さをアピールしました。
腹膜透析の普及に期待
イベントでは、日本の透析患者における腹膜透析の普及率がわずか3%であること、慢性腎臓病患者が世界で約8億5千万人、日本でも約2千万人に上ることが紹介されました。 加藤さんのように、腹膜透析という選択肢を知ることで、より多くの患者さんがQOL(生活の質)を維持しながら治療を続けられるようになることが期待されます。 加藤さんの今後の活躍、そして腹膜透析の普及に注目が集まります。