東京都港区東新橋の区立イタリア公園で8日、生後間もない女児の遺体が土の中に埋められた状態で見つかった事件で、司法解剖の結果、女児の死因は気道閉塞(へいそく)による急性窒息死と判明したことが12日、捜査関係者への取材で分かった。のどには異物が詰められており、警視庁捜査1課は何者かが女児を殺害後、遺体を埋めた殺人・死体遺棄事件と断定。公園周辺での不審者の目撃情報などを集めている。
捜査関係者によると、女児はへその緒がついたまま、横向きの姿勢で公園内の土の中に埋められていた。服などは身につけておらず、顔の右半分と右腕が露出していた。遺体に目立った外傷はなく、発見時には死後1、2日が経過していたとみられる。
事件は8日午前10時45分ごろ、公園で園児を散歩させていた保育士の女性が遺体を発見し、園長を通じて110番通報して発覚。遺体は公園内の広場の木の間に埋められていた。情報提供は愛宕署(03・3437・0110)。