日本の「戦後」はなぜ終わらない?:主権回復への道筋

日本の高度経済成長期、よく耳にした「政治三流、経済一流、官僚超一流」。経済成長の立役者は、松下幸之助氏や本田宗一郎氏といった傑出した経営者、そして彼らを支えた優秀な官僚たちでした。当時の日本人は、霞が関で働くエリート官僚こそが、日本の繁栄を築き上げた立役者だと信じて疑いませんでした。

アメリカの支配からの脱却:日米関係の再考

第二次世界大戦後、日本はアメリカとの軍事同盟のもと、一定の主権制限を受け入れてきました。しかし、ドイツ、イタリア、台湾、フィリピン、タイ、パキスタン、中南米諸国、そして近年では韓国までもが、アメリカの影響力から脱却し、真の主権国家への道を歩み始めています。なぜ日本だけが、いまだ「戦後」から抜け出せないのでしょうか?

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2009年の政権交代に伴い、外務省の「密約問題」が明るみに出ました。国民は、外務省のエリート官僚たちが、複雑な日米関係の中で、日本の国益を守ってくれていると信じていました。しかし、密約問題の真相究明が進むにつれ、その期待は裏切られることになります。

「知ってはいけない」真実:日本の主権喪失の謎

ベストセラー『知ってはいけない』の著者である矢部宏治氏は、著書『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』の中で、日本の主権喪失の真相に迫っています。彼は、外務省の密約問題を深く掘り下げ、日本の「戦後」が長引く真の理由を明らかにしようと試みています。

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日本の未来を左右する重要な問題であるにも関わらず、国民の多くは、この問題の深刻さを認識していません。「政治三流」というレッテルを貼られた政治家たちは、この問題に真剣に取り組むことなく、アメリカへの追従を続けてきました。

主権回復への道:国民の意識改革

真の独立国家となるためには、国民一人ひとりが、この問題に関心を持ち、積極的に議論していく必要があります。過去の過ちを認め、未来への教訓とすることで、私たちは真の主権国家としての道を切り開くことができるはずです。日本が「戦後」を乗り越え、真に独立した国家となるためには、国民の意識改革が不可欠です。