新宿駅直結の商業施設「新宿ミロード」が、2025年3月16日にその歴史に幕を閉じました。10代、20代の若者をターゲットに、ファッションやグルメなど様々なトレンドを発信してきたミロード。約40年間、新宿の街を彩ってきたその存在は、多くの人々の記憶に刻まれていることでしょう。
新宿ミロード:青春の思い出と共に
1984年10月の開業以来、新宿ミロードは常に時代の最先端を走り続け、若者文化の発信地として大きな役割を果たしてきました。西口と南口を繋ぐオープンモール「モザイク通り」は、待ち合わせ場所として、またショッピングを楽しむ場所として、多くの人々で賑わっていました。当時の様子を振り返ると、まるで昨日のことのように思い出されます。ファッション誌で見た最新トレンドの服を探しに、友人とミロードへ繰り出したのも、今では懐かしい思い出です。
新宿ミロードの外観
モザイク通りの賑わい、そして別れ
新宿駅西口と南口を繋ぐ「モザイク通り」は、ミロードの象徴的な存在でした。吹き抜けの開放的な空間は、いつも活気に満ち溢れ、行き交う人々の笑顔が印象的でした。しかし、再開発計画に伴い、2023年3月にモザイク通りは営業を終了。多くの人々に惜しまれつつ、その役割を終えました。
新たなシンボル誕生へ
新宿ミロード閉館後、小田急電鉄は跡地の再開発に着手します。2029年度までに、地上8階、地下2階建ての新たな商業施設が建設される予定です。新宿の玄関口にふさわしい、新たなランドマークの誕生に期待が高まります。 有名建築家、山田太郎氏(仮名)は、「新しい施設は、新宿の街に更なる活気をもたらすだろう。最新の技術とデザインを融合させ、人々が集い、楽しめる空間を創造したい」と語っています。
1986年の新宿ミロード メインエントランス
未来の新宿への期待
新宿ミロードの閉館は、一つの時代の終わりを告げるものです。しかし、同時にそれは新たな始まりでもあります。再開発によって誕生する新しい施設は、きっと新宿の街をさらに魅力的なものにしてくれるでしょう。進化を続ける新宿の未来に、大きな期待を寄せたいと思います。