工藤会本部近く解体作業へ 業者への売却契約成立

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 特定危険指定暴力団工藤会の本部事務所(北九州市小倉北区)について、同会側が公益財団法人「福岡県暴力追放運動推進センター」(福岡市)を介し、県内の民間業者に約1億円で売却する契約が正式に結ばれたことが12日、関係者への取材で分かった。近く解体に向けた作業が始まる。

 北九州市によると、センターがいったん工藤会側から買い取り、民間業者に転売する形を取る。同会側は解体、整地した後、年度内に引き渡す予定。

 市民への襲撃事件でトップの野村悟被告(73)=殺人罪などで起訴=らが被害者側から約2900万~約8300万円の損害賠償を求められており、売却益は原資に充てる。

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