「年いったらすることない…」身勝手な不法耕作者が河川敷で作物育てる『ヤミ畑』国交省の指導にも応じず「国の土地いうてもわしら25年このままや」


なんと50年ほど前から存在しているといわれるが、なぜ無くならないのか。

■【動画で見る】河川敷の『ヤミ畑』野菜だけでなく桃やビワも「めちゃくちゃおいしいんやから」

関西テレビはヤミ畑を直撃取材。不法耕作者が語った驚きの言い分とは…。

■吉村知事が語る「水の魅力ある大阪…最も重要なキーになるのが淀川」

京都から大阪湾まで船で移動することが可能になり、万博の会場・夢洲へのクルーズ船の運行など、観光の活性化が期待されている。

大阪府 吉村洋文知事:水の魅力があるのが大阪だと思っています。最も重要なキーになるがこの淀川だと思っています。

その淀川で50年ほど前から続く問題があった。

■大阪・淀川河川敷に無許可の“畑”

河川敷の利用者:何人かおるな。できた作物を顔見知りの人にあげたりしてる。

河川敷の利用者:そこの坂降りて行くやんか。そこ入ってったら行けるようになってるわ。(Q.何を作ってる?)何かわからん、向こう行ったら分かるやろ。

地域住民などが話したのは、淀川の河川敷にあるという“畑”の存在。教えられた場所に向かってみると、見えてきたのは「河川法違反」と書かれた国土交通省の看板だ。

さらに進んでみると…。

記者リポート:川のすぐ近くですが、柵で囲われた場所があります。中を見てみると、野菜のようなものが栽培されています。

そこで育てられていたのは「大根」、「白菜」。そして「ネギ」のようなもの。

実はこの河川敷で育てられている野菜はすべて不法耕作。いわゆる『ヤミ畑』だ。

河川敷にあるこちらの場所は国有地。無許可で畑を作ったり、小屋を建てたりするなどの行為は河川法違反にあたる。

国土交通省によると、この周辺で不法耕作が始まったのは約50年前。大阪市旭区にある赤川地区の河川敷では、いまも10人ほどが違法に野菜などを作っているということだ。

■「楽しみでやってんねん。年いったら何もすることないからな」

記者:畑見てもいいですか?
不法耕作者A:なんやったら入場料。
記者:お父さんの土地じゃないでしょ。国のでしょう。
不法耕作者A:国の土地いうても、わしら25年このままやで。

会社を定年してから河川敷で畑を始めたと話す84歳の男性。

不法耕作者A:向こうのあれはニンニク。ホウレンソウやらえんどうの種。(Q.種を買ってきて植えてる?)そうそう。できたら持って帰る。

そもそも違法に耕作している認識はないのだろうか。

不法耕作者A:20何年もこのままでやってるやろ。今さら出ていけ言われても、国交省の土地と分かってても…。

(Q.収入がないから畑をやっている?)
不法耕作者A:そうとは限らんけど。楽しみよ、楽しみでやってんねん。みな、年いったら何もすることないからな。

なんとも身勝手な言い分だ。



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