台湾初の洋上風力発電施設が完成  蔡総統、成果アピール

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台湾中部・苗栗県の沖合に設置された洋上風力発電用の風車=12日(田中靖人撮影)

台湾中部・苗栗県の沖合に設置された洋上風力発電用の風車=12日(田中靖人撮影)

 【苗栗(びょうりつ)=田中靖人】台湾で初めての商業用洋上風力発電施設が中部・苗栗県の沖合に完成し12日、蔡英文総統が出席して起動式典が開かれた。蔡政権は2025年の脱原発を目指しており、洋上風力は太陽光に次ぐ代替電源となる。

 来年1月の総統選で再選を目指す蔡氏は「成功のカギは政府の覚悟。台湾はアジアの再生エネルギーの先駆者だ」と述べ、1期目の成果としてアピールした。

 完成した「フォルモサ1」は、苗栗の沖合2~6キロに設置した発電容量計128メガワットの風車22基からなり、家庭12万8千戸分の電力を供給する。デンマーク企業など4社の合弁事業で、東京電力と中部電力が出資する「JERA」も参画した。

 蔡政権は25年に再生エネルギー比率を20%に引き上げる計画で、洋上風力発電は全体の約7%、5・7ギガワットを占める。JERAは後続事業の「フォルモサ2」にも加わる。同社の小野田聡社長は「台湾で得られたノウハウを日本などでの洋上風力発電に生かしたい」と話した。

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