高齢化社会が進む日本では、介護職の不足と待遇の悪さが社会問題となっていますが、実はお隣の韓国でも同様の問題が深刻化しているようです。今回は、韓国で話題となったある介護職の求人情報について掘り下げて見ていきましょう。
韓国で物議を醸した介護求人の詳細
韓国の中古取引プラットフォーム「タングン」に掲載されたある求人広告が、ネットユーザーの間で大きな波紋を呼んでいます。その内容は、夜間介護を担う人を月120万ウォン(約13万2000円)で募集するというもの。仕事内容は、夜間の入浴・就寝介助、夜中のトイレ介助、朝の食事準備、着替え介助、デイケアセンターへの送迎と多岐に渡ります。勤務時間は午後9時から翌朝9時までの12時間、週6日勤務というハードな内容です。
介護のイメージ
13万円の低賃金に非難殺到
この求人に対して、ネットユーザーからは「ふざけている」「週給かと思った」「最近の介護費用を知らないのか」「簡単にできると思うなら自分たちでやればいい」など、批判の声が殺到しました。韓国の介護職の相場は、自立した高齢者の付き添いでも1日10万ウォン(約1万1000円)と言われています。週6日12時間勤務で13万円という低賃金は、到底受け入れられるものではないと判断されたようです。
専門家の意見
介護福祉士の資格を持つパク・ミンジュン氏(仮名)は、この件について次のように述べています。「介護職は肉体的にも精神的にも負担の大きい仕事です。夜間勤務を含む長時間労働でこの賃金は、明らかに低すぎます。介護職の待遇改善が急務です。」
介護職の待遇改善は喫緊の課題
今回の件は、韓国における介護職の待遇の悪さを改めて浮き彫りにしました。高齢化社会が進む中で、介護人材の確保は重要な課題です。より良い待遇と労働環境の整備が、介護サービスの質の向上に繋がるのではないでしょうか。
日本への影響は?
日本でも介護職の待遇改善は大きな課題となっています。韓国の現状を他人事と思わず、介護人材の確保と育成に真剣に取り組む必要があると言えるでしょう。
日本と韓国、共に高齢化社会が進む中で、介護問題への対策は待ったなしです。
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