テレビ朝日は19日、バラエティー番組「ナスD大冒険TV」を担当していたコンテンツ編成局第2制作部のエグゼクティブディレクター(50)が、個人的な会食費用を会社に請求するなど総額517万円の経費不正処理を行い、スタッフにパワハラもしていたとして、同日付で降格の懲戒処分としたと発表した。同番組の放送は打ち切る。
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監督責任からコンテンツ編成局長を減給3カ月などの処分を行い、西新常務取締役が役員報酬の10%を3カ月返上する。
テレ朝によると、この社員は令和元年から今年1月にかけて経費を不正に受領。さらに、外部の編集室で複数のスタッフに人格を否定するような発言を繰り返すなどのパワハラを行っていた。
テレ朝は「重大なコンプライアンス違反となる事案が発生したことを重く受け止める」と謝罪し、「信頼回復に努力する」とコメント。社員について「個人名は控えさせていただく」としている。