今年で放送50年を迎えた国民的アニメ「サザエさん」の一夜限りのスペシャル企画「池上彰×サザエさんスペシャル お茶の間ニッポン史50の解説でございま~す!」が22日午後7時からフジテレビ系で放送される。
番組では実際にサザエさんをスタジオに招き、昭和、平成、令和と日本の世相を映してきたサザエさんの出来事を池上さんとともに徹底解説する。池上さんはサザエさんと初共演で、サザエさんがテレビ番組のMCを務めるのも初となる。
スタジオには「サザエさん」の20年後を描いた実写版のスペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」(24日後8・0)でサザエさんを演じる天海祐希、タラオ役の成田凌、花沢花子役の森矢カンナ、三河屋の三郎役の勝俣州和が集結。サザエさんと“20年後のサザエさんファミリー”が初対面する。
「あら~、池上さん! 初めまして。サザエでございま~す!」
磯野家の玄関前で初対面の池上さんは「うわ~! 本物の“サザエでございま~す!”が聞けて大変うれしいです」と笑顔。おめかしをしてきたというサザエさんに「私もテレビに出始めて47年になるが、まさかこうしてご一緒する日が来るとは思いもしませんでした」と感慨深げだ。
池上さんは、幼い頃から新聞に掲載されていた4コマ漫画「サザエさん」を楽しんでいたという。今回、特別アニメにも登場するが、難しいアフレコを終え、「格好がよすぎて恥ずかしかったです」と苦笑い。
日本人にとってサザエさんの存在を「日本のファミリーの象徴のようなもの。そして“安心”なんですよね。日曜の夜にサザエさんが何事もなかったかのように画面に現れることが平穏な日々であり、平和な日常が続いているということになると思う。そして私たちがそれぞれの立場であのファミリーに対する思いを投影しているのだと思います」。
続けて「あのような家族であってほしいとか、子供の頃はあのような家族がいたなとか。あるいは、これから将来こんな家族になりたいとか…サザエさんはそれぞれの思いが投影できる対象であり、だからみなさんから愛されるんだと思いますね」と語った。
(産経デジタル)