自民党財政再建推進本部(本部長・岸田文雄政調会長)は13日、「円」が安全通貨になっている要因や通貨の安定にどのような政策が必要かなどを検討するプロジェクトチーム(PT)の初会合を開いた。有識者や市場関係者のヒアリングなどを行い、来年夏までに報告書をまとめる方針だ。
岸田氏は「円の安定のために市場とどう対話するか、財政再建がどのような意味を持つのかなど、有識者に話を聞きながら議論を深めてほしい」と述べた。
名称は「安全通貨『円』の将来に関するPT」。宮沢洋一元経済産業相が中心になって立ち上げた。初会合では一橋大大学院の小川英治教授からヒアリングを行った。