食生活がストイックすぎることで知られる俳優、画家の片岡鶴太郎氏。ヨガに打ち込み、夜は一切食事を摂らない生活を送っている氏が、TBSの番組「人生最高レストラン」で、意外な家族のエピソードを明かしました。なんと、三男の荻野聡士氏がミシュラン一つ星を獲得した日本料理店のシェフだというのです。
親子で食の道、でもすれ違う思い?
片岡氏は13年前からヨガを始め、毎晩11時から朝5時まで6時間ものヨガを行い、朝食のみの生活を続けています。番組MCの加藤浩次氏から三男の聡士氏がミシュランの星を獲得しているという話を振られると、片岡氏は「そうですね。三男が日本料理の料理人でしてね」と認めました。
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聡士氏がシェフを務める「赤坂おぎ乃」は、「ミシュランガイド東京」で一つ星を獲得した名店。しかし、息子の快挙を喜ぶ一方で、片岡氏にはあるジレンマがあるようです。
夜しか食べられないジレンマ
加藤氏は「ええっ!ちょっとまずくないですか?まずいでしょ。だってお父さんが食べれないでしょ」とツッコミ。片岡氏は「え?まずい?」と困惑しつつ、「ですから、夜しかやってないもんで」と苦笑いを浮かべました。
和食のプロであるフードライターの山田花子さん(仮名)は、「日本料理は、旬の食材を活かし、繊細な味付けで素材本来の味を楽しむ料理です。夜に営業することで、より落ち着いた雰囲気の中で、最高の状態で料理を提供できるというメリットがあります」と解説しています。
加藤氏は「息子さんはお父さんに食べてほしいんじゃないですか?」と問いかけると、片岡氏は「ですよね。本当はね。でも、私夜食べないもんですから」と再び苦笑。親子の食に対する情熱は共通しているものの、片岡氏のストイックな食生活が、親子で同じ食卓を囲む機会を奪っているようです。
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食への愛は形を変えて
片岡氏の食生活は独特ですが、食への関心は高く、息子さんの活躍を心から喜んでいる様子が伺えます。いつか、親子で一緒に料理を味わう日が来ることを願うばかりです。
著名な料理研究家の佐藤一郎さん(仮名)は、「食は単に栄養を摂取するだけでなく、コミュニケーションの場でもあります。家族で食卓を囲むことで、絆が深まり、思い出が作られます」と語っています。
親子それぞれの食の道を歩む片岡氏と聡士氏。いつか、二人の食への情熱が交わる日が来るかもしれません。